業務委託契約のポイントは?
雇用契約と業務委託契約の違いは、雇用関係がないってことだから、いわゆる主従関係ではないんだ。つまり、労働を提供するのではなくて、成果を提供すること。
なので、一番大切なことはマッチングだと僕は思うんだ。
相手が求めている成果を自分が提供できるのかどうか?
ここをしっかりと理解するのが、はじめの一歩であり、長く契約関係を維持できるかにも繋がってくるんだよね。
なので、相手のニーズをきちんと把握することに、まずは全精力を傾ける必要があって、そのためにはロングテール戦略がいるってことなんだ。即ち、マッチングできるまでに時間がかかるんだよね。
普段から、自分の持てる情報網をフル活用して、情報収集を行っていることが基本中の基本になることを肝に命じておいてほしいと思う。
では、僕がどうやって業務委託契約の仕事を探して、獲得してきたかを紹介させていただこう。
紹介営業・口コミ
これは一番成約率が高い方法なんだ。だって、すでに僕のことを知ってる人が、その知り合いに「こんなことしてる人がいるけど、会ってみないか?」と勧めてくれるんだから、興味がある人にとっては、即決案件だからね。
僕は、料理教室のポータルサイト運営をしていた時に、この方法で短期間にかなりの数の料理教室の先生を集めた経験がある。
成功報酬で僕のWebサイトで自分の教室を紹介するって方法だったけど、先生にとってはほぼノーリスクで集客手段がひとつ増えるのだから、断る理由はないよね。オファー内容が魅力的であったのも理由のひとつだけど、知り合いの紹介であることは圧倒的な理由なんだね。
職業紹介サービスを利用する
ハローワーク
一般的な転職サイトではなかなかお目にかかれないけど、実はハローワークでも業務委託契約の仕事を見つけることができるって知ってたかな?
ハローワークではほぼ全員の人が正社員というカテゴリーで仕事を探してるけど、パートタイムや請負ってカテゴリーでも少数ながら、求人募集してるんだよね。
だから、正社員というフィルターではなく、それ以外のフィルターで探すのがポイントだ。運良く見つかったら、履歴書や職務経歴書を送る時に一緒に送る送り状に工夫をするといいんだ。普通は、これこれの書類を送りますので、よろしくお願いしますとだけ送り状に書くけど、それ以外に簡単なプロフィールを足して、雇用契約ではなく、業務委託契約を希望することを明記しておくことをオススメする。これは僕ら世代の人材採用にリスクを感じる企業や担当者にとって、ある意味ベネフィットを提案するということだから、意外と好意的な反応が返ってくることがあるんだ。
Indeed
Indeedは、ハローワークなんかよりももっと業務委託の求人情報が多いサービスだ。実際に僕もこれまでIndeedで案件をゲットした経験があるけど、僕ら世代にも広く門戸が開かれていると言えるかな。
もちろん、反応すらないこともあるけど、ここでも大切なのはマインドだよね。諦めないマインドがしっかりとしていないと、やっぱり俺はダメだ…と自己否定しかねないからね。
ここでもオススメは、いきなり履歴書や職務経歴書を送るのではなくて、プロフィールシート(=送り状)を事前に送って、先方の反応を見るのがいいと思う。
少しでも興味を持ってもらえたら、次のステップへ進める確率がアップするからね。
顧問
また、転職サイト系ではあるけれども、顧問という働き方を求めている企業もある。
主に大企業で、それなりの地位を得ていた人しか相手にされないけれども、もし自分が当てはまるのなら、一度トライしてみる価値はあるんじゃないかな。
要は、企業が求めているのは、即戦力としてどれだけ貢献できるのか?なので、この点を自分のキャリアとマッチングさせることが必要なんだよね。
仕事の探し方のヒント
ここまで僕がどのように業務委託契約の仕事を探して、獲得してきたかを紹介してきたけれども、大切なポイントはマッチングなんだ。
つまり、需要と供給を適合させるってことだよね。
今は多くの人がインターネットで検索して、こういった仕事を見つけているはずだけど、その場合に必要なスキルがあって、それはキーワード検索スキルなんだ。
自分の頭の中に何となく浮かんだキーワードだけじゃなくて、相手がどのような意図を持って案件情報を作成しているかを想像して、発展させてキーワードを考えていくのが大切だ。
よくあるのが「業務委託」というメインワードに職種や勤務地等の付随するワードをプラスするやり方。「業務委託 マーケティング」とかだね。
でも、これだけだとある意味すごく当り前のワードなので、一工夫をしてみる。
例えば、経験値を足してみると、「業務委託 Webマーケティング ディレクション」とすれば、Webマーケティングのディレクションスキルや経験のある人が対象となるし、さらに「業務委託 Webライティング 5年」とすれば、それ相応のライティング経験がある人ということになるよね。
特にIndeedは、求人求職情報の検索サイトなので、僕の経験でも、より詳細なキーワード検索をすることで、このマッチング率がアップすることがあるから、ぜひ覚えておいて欲しい。
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