徳を積む、生き方。

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僕が子どもの頃、よく祖母から言われたこと

それが、この徳を積みなさいということなんだ。

その当時はまったく意味が理解できなかったけれども、今ならよく分かる。

スピリチュアルでは引き寄せの法則とか、仏教では喜捨の精神とか、はたまたビジネスマーケティングでは返報性の法則というワードがあるけれども、どれも相通ずるところがあると思う。

つまり、自分の得を得ることばかりを追い求めずに、まずは他者や世の中の幸せやためになることを行うこと、それに腐心することが、やがては自分の得にも繋がるという人生の真理のことなんだと思っている。

そう考えると、実に多くの気づきを得られる。

駅のホームのエスカレーターって結構人間性が現れるよね。
いわゆる横入りが横行しているからだ。

電車を降りた途端に、並んでいる人を気にもせずに横から入ってくる人のなんと多いことか。

子どもの頃、僕らは列の一番後ろに並びなさいって教わって育ったけど、そんなのお構いなしって感じだよね。

疲れているから…、急いでいるから…、人それぞれにいろんな理由があるけれども、実は最も大事なことを疎かにしているんじゃないかな。

自分よりも他者を尊ぶ心なんだ。
徳を積むまではいかなくても、こういった何気ない、人として大事なことをないがしろにし続けていたら、人生の大切なことを失ってしまうと思うんだよね。

でも、毎日の生活の中で、そんな神様みたいなことばかり考えているわけにもいかないのも事実だ。

なので、僕はいつも自分の心の中に、他者より自分を優先したい欲望や他人を否定する感情が湧いてきたら、念仏のように唱える言葉を決めているんだ。

すると、いつの間にか、気持ちを切り替えて、目の前のネガティブ感情から離れられるから不思議だ。

こういったネガティブ感情をポジティブ感情に変えていくには、自分で自己暗示をかけるようにすると効果的で、それには言葉を使うのが最適だ。

せっかくだから、僕のとっておきの言葉を紹介しておこう。
それは、「品がないぞ、自分!もっと品を保つんだ!!」

他の人が聞いたら、何のことか分からないだろうけれども、僕にはこの言葉が最適なんだ。

きっと僕が幼少期に刻みこまれた記憶なんだろうね。

 

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