僕が起業を失敗して知った大切なこと。

今日は「僕が起業を失敗して知った大切なこと。」をお伝えさせていただこう。

あなたは起業において一番大切なことは何だと考えているだろうか?

資金調達や創業情報、そして事業コンセプトなどなど。

これについては、いろいろな意見があると思うけど、僕が起業を失敗して知ったことを話してみよう。

僕が知った一番大切なことは、ズバリ事業収入、そう売上なんだ。

当たり前のことだが、自分でビジネスを行うには売上がすべての根源であり、僕らが毎日を生きるためには、とにかく売上、売上、売上、に尽きるんだ。

具体的には、売上を獲得するための仕組み、つまりセールスプロセスが構築できていますか?ということになります。

これがきちんと確保できていれば、今すぐにでも起業することは可能でしょう。

ですが、これは基本中の基本に過ぎません。

できれば、最低限向う半年間程度の売上は創業初期の段階で確保していたいものです。これができているといないでは、まったく世界が違うというのが私の偽わらざる実感です。

目次

■ビジネスでは、資金よりも売上が大切な理由

でも、あなたはこの話を聞いてこんな感想を持ちませんでしたか?

「売上がなくても、ある程度の資金があればいいのではないか?」

たしかに、起業の際には半年~1年間の生活費を確保しておくこととも言われます。

私もこの意見には全面的に賛成です。

しかし、優先順位をつけるとするならば、売上>資金です。

しかも、圧倒的に売上の順位が高くなります。倍率にしたら、10倍以上だと思います。

その理由は、簡単です。

資金はいずれ枯渇しますが、売上は枯渇しないからです。

言いかたを変えれば、起業家は売上を上げるスキルを身につければ、いつでも稼ぎ出すことができるのです。

■サラリーマン人生ではほとんど経験できないこと

私が今実感しているのは、売上を上げるスキルとはゼロからイチを作るスキルであり、普通のサラリーマン人生を送ってきた人がこのスキルを身につける機会はほとんどない、ということです。

これまで経験したことがないから、いざ実際にやろうとすると、どうしたらいいのかがわからないのです。私自身、サラリーマンの時には新規事業をいくつも立ち上げてきた経験がありますし、その中で失敗の経験も、うまくいった経験も数多くあります。

しかし、所詮サラリーマンは会社という組織に守られていたんだな…というのが今の実感です。

これはどういうことかというと、会社組織にはあなたに必要な人、モノ、金がすべて揃っています。ですから、そういったインフラ(=組織力)を活用して、十分な事業活動ができたはずです。

しかしながら、起業したばかりのあなたは、あなた自身で何もかもをやらなくてはなりません。もちろん、だからこそやりがいがあるのですが。

■シニア起業家に大切な時間の使い方

このため、やりたくないことやまったく経験したことがないこともあるかも知れません。そして、それをやるのは意外と骨が折れることでもあるのです。ですから、本来最もあなたが力を注がなければならない、売上を作ること、売上をあげることに十分な時間がかけられないということも起こってきます。

それは、役所の対応であったり、経理まわりの処理業務であったり、なのです。会社員時代はこういった売上や利益に直接的につながらないバックオフィス業務は、それぞれ専門の部署があったはず。

ですから、あなたは自分の本来業務であるセールスであったり、企画であったり、開発であったり、といったことに集中できていたと思います。

ですが、起業したばかりのあなたには、そういった本来業務ではない諸々の業務も自分一人で果たさなければなりません。

それは、時としてあなたの精力を奪うことにもつながり、結果として忙しい割には成果につながらない…ことになってしまう可能性を秘めているのです。

■起業家の心に宿る焦りがあなたをさらに追い詰める

さらに、あなたに知っておいてもらいたいことは、「売上が思うようにあげられないと、人は焦る」ということです。

焦ると正常な判断ができずに闇雲にいろいろなことに手を出したり、違った方向に進んで行ったりしてしまいます。まさに私がこの経験をしてしまったのです。

ですから、売上>資金の順番はしっかりと肝に命じておいていただきたいと思っています。

■シニア起業では、若者にはない資源がある

では、あなたが起業してすぐに売上をあげるにはどのように取り組んでいけばいいのでしょうか。

それは、あなたのこれまでの経験を売上に変えるという発想です。

あなたは学校を卒業してから、これまでの長い間のビジネス経験がありますよね。それは、セールスの経験であったり、新規商品開発の経験であるはずです。また、管理部門の経験が長ければ、それを売上に変えるのです。

売上に変えるとは、言い換えれば「顧客に価値を提供した対価を得る」ということです。あなたの経験という商品で、顧客の抱える問題を解決すること、これが売上をあげるということなのです。

ビジネスとは、顧客の抱える問題を解決することである、と当サイトでは定義しています。

◇◆◇◆◇◆

いかがでしたでしょうか?

では、大切なポイントをあらためてまとめておきましょう。

【まとめ】

・ビジネスでは、資金よりも売上が大切な理由

・サラリーマン人生ではほとんど経験できないこと

・シニア起業家に大切な時間の使い方

・起業家の心に宿る焦りがあなたをさらに追い詰める

・シニア起業では、若者にはない資源がある

さあ、あなたも今すぐ自分の経験を売上に変えることを考えてみましょう。

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