今日のテーマは、「シニア世代のための60歳定年退職後ビジネスの作り方」
企業に勤めてサラリーマンとして働いている人が、60歳で定年退職して自分のビジネスで稼いでいこう!と考えた時に一番困るのが、「いったいどうやって稼いでいけばいいんだ?」ということ。
自分で稼ぐというイメージがわからない人が多いよう。
これは、企業という組織の中では、一つ一つの仕事が細分化されていて、各々役割分担が決まっているからかもしれない。
例えば、営業部や外商部などの売上を作る部門、総務部、人事部、経理部などの管理部門に分類されている日本企業が多い。
だから、割り当てられた役割を全うすることが会社員としてのミッションであり、必然的に他部門の仕事は分からないことが多いだろう。
でも、あなたが個人でビジネスをスタートすると、これらすべての仕事をあなたが担わなければならない。
特に、当初は関係官庁などへの届出などはじめてのことで戸惑うことも多いはずだ。
ともすると、苦手な総務や経理関係の業務に忙殺されてしまって、肝心の売上を上げる仕事が疎かになってしまうことも十分あり得ることなんだ。
そこで、僕の経験を踏まえてスタートアップ期に大切な仕事の考え方をお伝えさせていただこう。
■ビジネスの基本は、とにかく売上!
「自分で稼ぐ」には、売上があがらなくては話にならない。
これは、自明の理だ。
では、売上って何だろうか、今一度整理してみよう。
売上の公式=客数×客単価
ビジネスとは、誰かの役に立つ商品、サービスを販売して初めて売上になる。
まずはあなたの商品、サービスを作ることとその商品、サービスを欲しい人を集めることが基本になるんだ。
僕の場合を例にして説明しよう。
手掛けているビジネスの一つに、子育てママのビジネスをサポートすることがある。
商品、サービスのラインナップはいくつかあるが、メインはビジネス講座のコンテンツ販売になる。
なので、このコンテンツを販売することが僕の場合すべての売上の始まりになっている。
このコンテンツを売るための仕組みは、ブログサイトが基軸になっていて、ここに興味のあるひと(=見込客)を集めている。
今は誰でも、何か知りたいことがあれば、スマホやパソコンで検索する。
だから、検索することば(=キーワード)が見つかるような情報をブログ記事にして発信していくのだ。
■WEBマーケティングの仕組みを作る
このため、ブログ記事にはSEO対策をしている。
これは何かというと、見込み客が検索したキーワードが検索エンジンの上位表示されるように記事構成をすることだ。
因みに『 料理教室 資格 』というキーワードで検索すると、僕のブログサイトが今なら上から3番目か4番目に表示されるから、あなたもぜひチェックしてみて欲しい。
ただし、この順位はgoogleのアルゴリズム変更に伴い、頻繁に変化してしまうから注意が必要だ。
僕のサイトに有利な変更も不利な変更もこれまでにあったから、決して一喜一憂しないで、見込客のためになる情報発信を継続することが大切なんだ。
そして、このブログ記事は、見込み客が興味をひく内容になっている。
そして、その記事を読んだ人はさらに詳しい情報が欲しい!と思うようになる。
すると、さらに詳しい情報を得ることができるメールマガジンの案内が記事の最後に出てくる。
これに登録すると、次の日から毎日決まった時間にメールマガジンが届く仕掛けになっているのだ。
これをステップメールという。
そして、このステップメールでは、主に事例を中心にしたお役立ち情報を提供しながら、読者の共感を得ることを目的としている。
ある程度、読者の共感を得られた段階になってはじめて、コンテンツのセールスを行っていく。
ここまでの過程でかなり僕のコンテンツに対して前向きになっている人は、ここではじめてこのコンテンツを買ってくれるのだ。
■ストック型ビジネスこそ王道である
ここまででおおよその流れはお分かりいただけたと思うが、これだけでは安定的なビジネスにはならない。
大切なのは、あなたの商品やサービスを買ってもらってから、だ。
つまり、一度あなたの商品やサービスを買ってくれたお客さんに、リピーターになってもらうことがより重要なこと。
僕の場合、はじめに買ってもらう商品、サービスは、価格を安く抑えている。
ママ向けのビジネス講座では、子育てママが自宅で料理教室をはじめよう、と考えた時に何からどのように始めたらいいのか、を解説した小冊子を販売している。
これを、フロントエンド商品と言う。
この小冊子で知識を得た人は、実際に自分ではじめる人となかなか自信が持てずにスタートできない人に分かれる。
僕は次のアクションとして、それぞれの人に向けて違う商品、サービスをメールマガジンで提案していく。
これをバックエンド商品と言う。
既に自分ではじめている人は、実際の教室運営の中でいろいろな問題や悩みが発生してくるので、その悩みを解決できる商品、サービスを提案する内容になっている。
自信が持てずにスタートできていない人に向けては、最初の一歩を踏み出せるような商品、サービスを提案する内容だ。
このように顧客に即した商品、サービスをカスタマイズして提供することで、顧客の深度化(=ファン化)を実現することができるようになるんだ。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングでは、これをリストビジネスと呼び、王道のビジネスと位置付けている。
一過性の売上(フロー型)ではなく、顧客と深く関わるストック型ビジネスを構築することこそが、あなたのような個人ビジネスが目指すべき定年後ビジネスの形であるのだ。
◇◆◇◆◇◆
いかがだっただろうか?
では、大切なポイントをあらためてまとめておこう。
【まとめ】シニア世代のための60歳定年退職後ビジネスの作り方
・ビジネスの基本は、とにかく売上!
・WEBマーケティングの仕組みを作る
・ストック型ビジネスこそ王道である
ぜひ、あなたも今すぐ行動できることからはじめてみよう。
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